Windows Server 2008R2 アップデートで「80072EFE」エラーが発生する問題

※この記事は2025年時点の情報です。Windows Server 2008 R2は、既にサポートが終了しており、セキュリティ更新パッチなどの提供が行われていない状態です。
マルウェア感染のリスクもあるため、最新のWindows Server へアップグレードすることを推奨します。

Windows Server 2008 R2 にてWindows Update を実行しようとすると「80072EFE」のエラーが発生することがあります。

この主な原因は「Windows Update エージェント」のバージョンが古いことと「SHA-2 アルゴリズム」に対応させる更新プログラムがインストールされていないなどです。

SHA-2 アルゴリズムに関する内容は、以前投稿した記事やMicrosoft の公式ヘルプを参照してください。

Microsoft 公式記事：Windows および WSUS の 2019 sha-2 コード署名のサポートの要件

当ブログの記事：Windows Server 2008R2「0x80072F8F」でアクティベーションできない時の対処方法

問題の解決方法

「80072EFE」のエラーは、Windows Update エージェントの更新と、SHA-2 アルゴリズムに対応させる更新プログラムをインストールすることで解決します。

SHA-2 アルゴリズムへ対応させるための更新プログラム

SHA-2 アルゴリズムへ対応させるためには、Microsoft Update カタログから下記の更新プログラムをダウンロードし、Windows Server へインストールします。

• KB4474419
• KB4490628

※上記更新プログラムを適用する前に、Service Pack 1 がインストールされている必要があります。未導入の場合は、まずSP1をインストールする必要があります。

「KB4474419」や「KB4490628」に関しては、こちらのMicrosoft 公式記事を参照してください。

Windows Update エージェントの更新

Windows Update エージェントの更新ファイルは、下記のMicrosoft サイトから可能です。

• Windows Update エージェントを最新バージョンに更新する（Microsoft サイトへ移動します）

上記リンクを開き「Windows Update エージェントを Microsoft ダウンロード センターから 手動でダウンロードする」の章からファイルを入手します。

ダウンロードした「.exe」形式のファイルをダブルクリックし、インストーラーのダイアログに従いWindows Update エージェントを更新します。

Windows Update エージェントの更新後は、特に再起動は要求されません。

Windows Update を再度実行

SHA-2 アルゴリズムへ対応化させるアップデートのインストールと、Windows Update エージェントの更新後に再度Windows Update を実行します。

ここでエラーが発生しなければ、成功となります。